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  • 2019.08.24 Saturday
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8月24日

帰国してから丸1年たったんだけど、形になった仕事が全然ない。

中国にいたときは半期で大小合わせれば

10個前後のプロジェクトが形になっていただけに、やばさもひとしお。

 

日本人は生産性が低いっていうけど、そりゃこれだけ

スタックするプロジェクトが多ければ、生産性下がるわな。

なんなんだこのクソゲーみたいな状態は。

 

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料理撮影のダンピングの話、書ききれないのでこちらに書く。

 

10年くらい前から撮影(写真)に関わる予算が少しずつ減り始め、

とくに規模が小さい料理の撮影は、クライアントのコストカットのために

真っ先に予算が削減されていった。

 

最初は営業から

「今回はどうしてもこれしか予算がなくて、でも次回はちゃんとつけるから!」

と言われ、仕方がなく引き受けていた。

自分の属する会社としても、その撮影をサービスで受けるかわりに、

新規案件を受注できればプラスになるのだから、これも仕事のうち、と。

 

だけどそのうちわかってきたことは、

「次回ちゃんとつける」ことは永遠に無い、ということだった。

一度低価格で受けてしまうと、それを正規に戻すことは難しい。

 

現場のカメラマンさんやスタイリストさんに平謝りしつつ

低価格で撮影を回したとしても、

そのお返しを彼らにできる機会はほぼ無い。

 

ということで低予算の場合はなるべく自分でやるようになったんだけど、

何回かそれを繰り返すと、ふと我に返る。

 

営業がクライアントサービスのため、不可能な低予算で仕事を受けてくる。

その結果、新規案件を受注したとしても、その成果は営業のものになる。

新規案件の対価報酬は自分の会社には入るが、

自分自身の成果や報酬アップにはつながらない。

そして、以前謝りながら仕事をお願いした、

現場のカメラマンやスタイリストさんたちには、永遠に反映されない。

 

不可能な低予算案件を受けてしまうと、

現場の人は誰も幸せにならない。将来的にも。ということに気が付いた。

 

幸せになるのは新規案件を受注できて自分の成果にできた営業一人で、

その営業も成果評価でボーナスもらったころには、

過去の撮影現場で苦い思いをした現場の人のことなんて絶対覚えていない。

「俺は会社のために役立ってる〜ひゃっふー優秀ー!」くらいなもんである。

 

クライアントも、初回のコストカットは喜ぶけど、

次回以降はそれがベースラインになり当たり前の金額になるので、

結果的にこちらの首が締まるだけなんである。

 

自分が身を粉にして低予算案件を捌いても、

自分に関わる人が誰も幸せにならないのであれば、

そんな仕事受ける意味がない。

 

という変遷がありまして、

今はそのような仕事をすることはほぼなくなりました。

 

そこらへんなんにも考えてない人が、無邪気に

「君料理好きだよね〜、撮影お願いできない?」とか振ってくるのを

普通にスルーできるようになり、

年をとるのも悪く無いなあと思うこの頃。

 

経験上、軽いノリで「〇〇作って〜、タダで」と言ってくる人から、

良い筋の仕事が来たためしがないので

今となってはなんのためらいもなく断れる。

 

もし若い人で、将来の仕事のことを考えて、タダで

撮影やイラスト、デザインを請け負おうか迷っている人がいたら、全力で止めたい。

タダで頼んでくる相手なんて、よっぽど偉い奴じゃない限り

いい仕事なんて持ってねーわな。

 

したり顔で「若いうちは仕事とるために、タダでも引き受けて人脈広げるべき」

とかのたまう昭和の老害はそのへんに埋葬すべし。

自分のためにも、周りの人のためにも、胸を張って正当な報酬を要求すべき、

と当たり前のことをこの年になってようやく気づいた次第。

 

 

  • 2019.08.24 Saturday
  • 17:46
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