ふかふかぽん太。
今日は曇りだけど、日の光がバランスよくまわったので、ぽん太の顔もきれいに撮れた。
(晴れすぎても暗すぎても、逆光で暗くなるので、、)
結局、フェルト細工は2体作って、飽きて、放ってあります。
ものすごく飽きやすい性格で(- -;)
寒い冬の夜に、とぼとぼ1人で道を歩いていると、
「将来、なんになろっかなー」
と未だに思うときがあります。
もう社会人ウン年目だというのに!
もはや「若手」ではなく社会の「中堅」になろうかというのに。
往生際が悪いのか、地に足がつかないのか、
なんかよくわからんのですが。
なんで寒い冬の夜にそう思うのかというと。
大学生のときに、先輩の作家さんの手伝いをしに行き、
帰りが夜遅くなったのです。
綱島駅からちょっと離れたところに仕事場があり、
そこから駅まで、畑と住宅街がまざった暗い夜道を
1人で歩いていたのでした。
12月で、寒くて、お金もないし、学校の単位も足りないし、
なにより自分に才能があるかもわからんし、
あったとしてもそれでどうやって食べていけばいいのか、
そもそも大学卒業できるのか、皆目検討もつかないという
無いもの尽くしの毎日でした。軽く絶望。
寒いなあ、これからどうしよう、と思いながら歩いていると、
真っ暗な空き地らしきところに、ぽつんと赤い明かりが灯っている。
なんだろう、と思ってそちらに歩いていくと、
空き地だと思ったところは枯れた畑で、
そこで焚火をした後の熾火が、静かにくすぶっていたのでした。
あたりが本当に真っ暗闇だったせいもあり、
火ってずいぶんと赤いものだなあ、とぼんやり考えました。
近づくと、あたたかい。
あー、たすかるなー
と冷えた手や、背中やらをあぶりながら、ふと上を見ると
冬空に星がさえざえと光っている。
なにやってんだろう、という自問と、
どうすればいいんだろう、という不安と、
あったかいなー、という救いがごちゃまぜになって
数分をそこを動けなかったのでした。
あのときほど追いつめられることは多分、
この先もうないだろうとは思うけど、
寒い冬に夜道を歩くと、条件反射で
「これからどうしよう」と考えてしまいます。
いまだから言えるのかもしれませんが、
あれって結構、幸せだったのかもなあ、とも。
将来なにになろっかなー。