スポンサーサイト
一定期間更新がないため広告を表示しています
- 2019.08.24 Saturday
- -
明日は「ガオ村ぐるぐる」(角川つばさ文庫)の発売日です。
NGOプラン・ジャパンの「ガオ村チャンネル」で連載されていた、
ベトナムの貧困地帯の村をk.m.p.さんたちがレポートした漫画を
一冊の本にまとめたものです。
(いまもweb上で読めます)
企画の立ち上げのときからずっと
お手伝いさせていただいてるので、喜びもひとしお。。
- - -
ガオ村の問題はなかなか伝えるのが難しく、
仕事のなかでは難産の方だったかも、、
ベトナムの山岳地帯にある、少数民族が暮らす村が舞台です。
ベトナムの中でも1、2を争う貧困地域。
ベトナム語を話せないとか、地理的条件が悪すぎるとか、
社会インフラが整ってないとか、貧困の理由が複雑に絡みあっていて
いまのベトナムの発展から、ぽつっと置いていかれている、山奥の村です。
最初に知ったときの個人的な感想は、
「世界に貧しい村は沢山あるしなー」でした。
よくある話しだと。
でも、その村で支援活動をしている
ベトナム人スタッフの人と会ったり、学校の先生や校長先生と会ううちに、
支援しているベトナム人スタッフの心意気にぐらっと来まして、、
国際NGOで働くには、ベトナム人(ほかの国でもどこでも)であれ
相応の英語力や、有能さが求められます。
そんな人たちが、山奥の、トイレすらなくて、牛と田んぼしか
ないようなところで、自分の国を良くするために働いてる。
ベトナムは社会主義なので、国の役人や、地方政府の役人と
ルートを作るのがとても大変だったり、
(外国の団体が、自国のなかで活動することになるから)
支援している地域の人はベトナム語が通じなくて、
自分たちはある意味「よそ者」。
そんな中でへこたれずに、
ポジティブにがんばってるベトナム人スタッフは本当にすげーです。
環境の困難さやコントロールの難しさ、
組織に振り回される理不尽さは、
想像するにあまりあります。
働く大人として、
ベトナム人の大人たちの心意気にぐっと来ました。
あ、もちろん村の子どもかわいいのですが、、
ガオ村は「スクールスポンサーシップ」という形で
毎月3000円〜5000円の金額を支援します。
自分が支援してるのは、村のため、、もありますが、どちらかというと
現地で働いている人たちを応援したいぜっ という気持ちがでかいです。
現地に行くにあたり、
おもちゃメーカーの方にインスタントカメラを貸し出して
いただいたり、出版社の方に相談に乗っていただいたり、
いろいろな方にお世話になりました。
今年の5月でプロジェクトは3年目。
村はずいぶん変わってきたようです。
東日本大震災の援助をするにあたり、
一瞬「こっちやめようかな」と思ったのですが、
「いやいや、別問題だしなー」と思い直し、
いまも続けてます。
継続支援って緊急支援と比べると、
地味で目立ちずらいですが、
両方等しく大事なことだと思うので。。
以上、語ってみました。
本当は支援の話しは結構複雑で、上記の情報だけだと
足りなかったり間違ってたりするのですが そこはそれ 笑
少し興味が出たぞって方は
いろいろな団体があるので、調べてみてください。
自然災害や紛争などが起きた地域で
食料や水、薬などを一時的に援助するのが緊急支援。
貧困地帯で、住民が自活できるよう助けるのが、継続支援です。
食べ物をあげる、のが緊急支援。
食べ物の作り方を教える、のが継続支援。
どちらか一方では成り立たない。
ということで、(?)
まるべんの本の売り上げの一部は
東日本大震災の義援金になりますー。
うおお支援貧乏になりそうだww