中佐と少佐は、そういう心の問題があまりないので、いくらか安心。
そして、家の中も家の外も、全て自分のテリトリーだとお思いの課長。
これは、うちに迷い込んできて、ご飯食べて、すぐ寝ちゃったところ。
ありえない、始めての場所で30分しないうちに、この寝相。
このときは、そのまま1ヶ月居座るとは思っていなかったww
課長はやっぱり大物だね。理解力があるというか。
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課長がご実家に帰ったその日、猫の里親探しサイトを涙目wで見てたら、
かわいいキジ子猫発見!それが少佐でした。
そのとき探してた基準は、「キジ猫」で「メス」。
そうです、、課長がいなくなってやっぱり寂しかったのです。
課長と出会う前は、はち割れ(白黒猫のことです)至上主義で、
キジ模様なんて全然好きじゃなかったのになー。
おそるべし、課長の洗脳力。
少佐は写真写りよく、とてもかわいかったので、
ぜひ拝謁させていただきたく!とメールを送ったところ、
なんと居るところが福島の、南相馬のシェルターだと。
諸処の理由で、現地でお見合いした方が良さそうな感じ。
南相馬。津波と原発のニュースで聞いたことあるけど、どこなんだ。
調べてみたら福島の沿岸で、常磐線で行く場所だった。
しかし、ずっと常磐線は不通。
車がないと行けないらしい。うち車ない。
うむむ、、
無理をおして希望を通しても、忙しい先方にご迷惑おかけするし、
これは別の子を探した方が良いのかも。。
と悩みつつ行き方を調べてみたら、
どうやら福島駅から臨時バスが出ていると。
お〜。これに乗って南相馬まで行って、
あとはタクシー使えば、日帰りで東京から行けそう。
思い立ったが吉日、ということで、3連休の最終日に
新幹線とバス、タクシーを乗り継いで、ぴゃっと行ってきました。
シェルターのある場所は津波の被害を受けていない所で、
原発の避難区域からも外れた場所。
建物のなかには、避難区域周辺から保護された猫が40匹くらいいて、
そこに大佐と少佐は親子で暮らしていたのでした。
初めは少佐が目的だったんだけど、
一目見て、ぎょろ目の大佐にメロメロ。
ひととおり保護されてる猫を紹介していただき、
そのなかには、中佐も。
その日は見せていただくだけで、東京に帰ってきました。
帰ってきてからは、本当にお願いするかどうか、
親子一緒にかどうか、で数日悩みました。
最終的に、うちは留守時間が長いので、子どもだけよりは
お母ちゃんが一緒にいた方が良いだろう、と判断し、親子一緒で
お願いすることに。
平行して、今借りてる家の契約を変更したりの事務手続き。
ベッドしか置いてなかった寝室を猫部屋用に変えたり。
お母さん大佐の発情が来てしまいそうだったので、
福島で避妊手術もしてもらいました。
そんなこんなで福島に行った日から半月ほど経ったでしょうか。
福島から、うちに搬送をお願いしていたのですが
ボランティアさんの手が足らないそうで、1週間後ろ倒しに。
シェルターのブログを拝見したら、
保護猫がどんどん増えていくし、しかも手が足りてないと。
一時預かりのおうちも募集されていました。
そんななか、うちまで親子を搬送していただくなら、
せっかくならもう1匹、預かり猫もいけるんでは?
と思い、打診して、うちに一緒に来ることになったのが中佐です。
本当は親子2匹がうちに慣れてから、一時預かりを考えていたのですが
そうすると搬送の手間が増えちゃうし、と先方と相談した結果です。
色いろなことがバタバタ決まり、しかも中佐の発情が来てしまったので
先週の木曜日にあわてて避妊手術したそうで、、
猫たちは大変だったと思います。
中佐は避妊手術して3日目の搬送だったのですが、
絆創膏が1枚お腹に貼ってあるのみで、びっくり。
今日、少佐の風邪を診てもらいに獣医さんに行ったついでに
聞いてみたら、「埋没法」なので、
絆創膏もいらないくらいなんだとか。
抜糸は不要。すげー。。
肉体的な面では心配が減ったので、
あとは3匹の心が落ち着いてくれるのを待つ感じ。
長くなってしまいましたがそんないきさつです。
ですので「被災地の猫をぜひうちに」という
殊勝な心がけがあったわけではなく
出会ったかわいい猫が、福島にいた、というなりゆきなのです。
すみません。
現地で活動されている方や、ボランティアさんには
とても良くしていただき、すばらしい方ばかりでした。
まだまだ避難区域には猫がいるそうです。
もし興味を持たれた方がいらっしゃったら、
こんな感じですよー、ということで。
長文、駄文ですが経緯説明でした。