去年インドとネパール行ってから、旅行行ってないなー。
でもその3ヶ月あとに引越をして、引越も旅行のようなものなので
まあいっか、という気もしている。
バラナシと、カトマンズは夜になると計画停電がありました。
計画停電というか、普通に電力が安定してないから、ついたり、消えたり。
それも時間も決まってなくて、
「まあ、つくこともあるし、つかないこともあるね」って感じ。
最初はびっくりしました。
でも、現地の人は停電が日常なので「ただの停電だよ!」と。
ホテルによっては、あらかじめ外国の旅行者に、
キーを渡すときに「夜は停電があるからヨロ!」って言うところもある。
たしかにびっくりするのは初日だけで、
旅行者にはとくに停電って困るものでもないんですよね。
クーラーと冷たい飲物がなくなるだけでw
バラナシのときは、窓開けておけば河から夜風が流れてくるし
カトマンズも夜間はそんなに気温高くないし。
どうしてもクーラーと冷たい飲物が欲しければ
それなりにちょっと高級なお店にいけば、
自家発電で冷蔵庫やクーラーがある。
夜中に電気使ってまじめに働いている人も
そんなにいないし。
停電も日常なら、それに対応して生活も変わるんだなーと。
日本もあれくらいゆるい社会だったら
計画停電やってもOKだと思います。
インフラや病院や公共はのぞいて。むしろ会社止めてくれ。
なんか日本の社会環境って、
競い合ってどんどん皆が大変な方向に
エスカレートしがちだなあと。
停電のほかに違うなあ、と思ったのは給湯かなあ。
日本の給湯器ってどこの給湯器も、ひねればお湯が
永遠と出てくれるではないですか。
20代のときバングラに行って、はじめて
タンク式電気温水器に出会いました。
これはですねー、シャワーブースの頭上に、
漬物樽大の、水を溜めておくタンクがあります。
そこの水を電気で温めて温水を作って、
あたたかいシャワーが浴びれるという仕組み。
電気なので、いったんタンクに水を溜めたらスイッチをいれ、
30分くらいたたないとお湯が出ません。
タンクが空になったら、お湯は出ません。
タンクの要領は15L〜20Lくらい。
日本式に、じゃーじゃーシャワーのお湯を流してると、
あっという間にお湯が出なくなって、
水を頭からかぶることになり「ひゃっ」となります。
初めての電気温水器でそれをやらかしたのが
ソイドプールというヒマラヤおろしが吹く寒い村で、死ぬかと思た。
頭洗ってる最中で、泡だらけなのに。
「なんだこれ!全然お湯足りないじゃん!」とぷんぷんしてたんですけど
よく見ると、お風呂にプラスチックの漬物樽みたいなのがおいてある。
バケツより一回り大きいサイズのもの。そして手桶がある。。
なるほど。理解。
うまく溜めたりして使いながら、限られた量のお湯で
なんとかするシステム、のようでした。
この小容量の電気温水器+漬物樽(+手桶)というのは
国境を越えて、結構いろんな国にあったと思います。
使い方は、たとえば最初に温水シャワーをつかって
頭や身体を濡らします。そのお湯は流さずに下の容器にためておいて
シャンプーの泡や、身体を洗った泡をすすぐのに使う。
最後にざっとシャワーのお湯を
頭から流して、身体全体をきれいに流して、おしまい。
こうすれば限られた量のお湯で、ちゃんと洗えます。
慣れてしまえば、とくにこういうものかなあ、と思えるくらい。
(そもそも貧乏な宿はその電気温水器すら超有難い)
ちなみに日本でも電気温水器は使われていますが、
タンク容量がでかいので、こういうことはないみたいですねー。
電気とか水資源は、限られれば、それはもちろん不便だけど
でもそれなりに適応していけるものだなあ、、と思った次第でした。